深川の風景

溢れ出すこの感情を

第12回オイド短編映画祭 入選
Berlin Lift-off Film Festival 2022 入選

  • こうやって天気が良くてさ
    鳥の鳴き声とか笑い声とか
    車の音とか日常の音が聞こえてくると
  • あぁまた何も出来ないまま
    一日が終わってしまったって
    社会からも見放されてる感じで…
  • どんどん憂鬱になって
    でも起き上がる気力さえ出てこなくて
    何のために今生きてんだろって思うんだよね。

もう終わってんだよ、わたし...

  • 私の気持ちなんて圭太にも家族にも
  • 誰にもわかりっこないんだよ

Introduction

東京・深川が舞台の自主制作映画
「いつか自分が映画に救われたように、
辛い状況にある方たちの心に寄り添える映画を制作したい」

消えてしまいたいと思ったことのある自分だからこそ、
伝えられるものがあるのではないか…とご出演頂きたい俳優の方々、音楽家、
制作メンバーのお一人おひとりにお声をかけさせて頂き、制作した映画です。

どうか本作品のメッセージが、観るべき人達に届いてくれればと。 心から強く願っております。

introduction
  • 傍にいる人が
    こんなに辛そうにしているのを見て
    何をしても助けにならなくて
    自分の無力さに俺だって苦しいよ
  • 何を言っても俺の言葉は
    香恵には伝わらないかもしれないけど
    わかりたいって思う気持ちは本当何だからさ…
    俺にくらいは本当の気持ちぶつけて欲しいのに
  • なんで遠ざけるんだよ…

Story

2020年の夏、30歳を目前としていた香恵(29)は、突然 会社のリストラの対象となってしまう。 会社から裏切られた憎しみの気持ち、リストラの対象にならなかった同僚に対しての嫉妬心、今まで感じてこなかった怒りと悲しみの感情が溢れ出てきた香恵は絶望的な状況に自暴自棄になってしまう。その後もベッドから起き上がることが出来ず、孤独感から一年以上、引きこもるようになり、家族、友人、恋人から遠のくようになる。生きがいを無くし、いっそのこと消えてしまいたいと自殺願望までも抱いていた。5年間交際している香恵の恋人の圭太は、以前とは一変してしまった香恵を心配し、彼女に何ができるのか分からない虚しさと悔しさで圭太自身も憂鬱になっていた。そんなある日、圭太が思い切って、香恵を居酒屋に誘い、そこで食べた『ナポリタン』と常連客との出会いで、誰に対しても心を閉ざしてしまっていた香恵の心のなかで変化が起き始める…

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  • どうしたら自分の感情を伝えられるのか
    言葉にするにも難しくてでもずっと苦しくて
    自分の悩みや感じているものとかが
    全部わかってもらえるように頭でも交換できたらいいのにって…
  • 私だって伝えられるなら伝えたいよ…

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